Step1.はじめの一歩

 

○ループの設定

もう少し改良を加えて行きます。画面を一周するだけではなく、グルグルと何周もループするようにしてみます。

コントロールで右クリックして、メニューから[ステートメントの追加]を実行します。

右クリックメニュー

すると、コントロールがこのように変化します。

コントロール

これまでピンク色の一本の帯だけだったものの下に、いくつかのパートからなる要素が追加されました。この追加された部分を「ステートメント」と呼びます。

環境によっては、図中のオレンジ色のところがグレイだったり、「None!」ではなく、他の文字が描かれていることもありますが、気にせず次に行きます。

コードウィンドウ下部にアイコンが並んでいるエリアがあります。これらのアイコンは「コンディションアイコン」と呼ばれるものです。

コンディションアイコン

この中の一番左のアイコンをドラッグして、ステートメントの黄色いエリアににドロップします。

コンディションアイコンをドラッグアンドドロップ

すると、コントロールはこのように変化します。

コントロール

コードウィンドウ右側には縦方向にアイコンが並んでいます。これらのアイコンを「アクションアイコン」と呼びます。

今度はこの一番上のアイコンを、ステートメントの緑色のエリアにドラッグアンドドロップします。

アクションアイコンをドラッグアンドドロップ

すると、このようになります。

コントロール

さらに、オレンジ色のエリアで右クリックし、[スイッチをすべてOFF]を実行します。

スイッチをすべてOFF

オレンジ色だったところがすべてグレイ(暗い灰色)に変化します。この色が変わった部分のことを「スイッチ」と呼びます。スイッチはフレームごとに区切られており、クリックすることで、オレンジとグレイの状態を入れ替えることができます。ここでは最後のフレームをクリックして、そこだけオレンジ色にしておきます。

スイッチの設定

オレンジ色のブロックの下には、「NULL」と「JUMP」の文字があり、「JUMP」と書かれたエリアからは矢印がのびてコントロールの先頭フレームを指しています。

さて、久しぶりにプレビューで実行してみましょう。画面上を一周するだけではなく、何度もループしているはずです。コントロールにステートメント付けたりなど、手を加えてきた結果、このような動作にすることができたのです。この一連の操作の意味を少し説明しましょう。


ここまでのところ:01-03.mop グルグルまわってループ


先ほどの図中、黄色いエリアで「NULL」と書かれている部分を「コンディション」、緑色のエリアで「Jump」と書かれているのは「アクション」と呼びます。また、コンディションと「アクション」の間にある小さな青い三角形を「インバータ」と呼びます。

このように、ステートメントは先に紹介した「スイッチ」を合わせて4つのブロックから成り立っています。

ステートメントはコントロールがフレームごとに再生されていく中で、「どんなときに」「どのような」処理を実行するのか、を表しています。「どんなときに」に対応するのが「コンディション」、「どのような」に対応するのが「アクション」です。この例ではコンディションとして<NULL>、アクションとして<JUMP>が設定されいます。

<NULL>コンディションは「無条件で」という条件ですので、このステートメントは

 無条件でジャンプする

という意味を持っています。ただし、このステートメントは「スイッチ」が右端のフレームのみオレンジ色の状態、「オン」になっています。その他はグレイの「オフ」です。これにより、このステートメントは最後のフレームでだけ有効になります。したがって、ステートメントの動きは

 最後のフレームだけで、無条件で、先頭フレームにジャンプする

となります。画面上を一周するという一つの流れをループさせたいわけですから、最後のフレームでだけジャンプさせているわけです。

コンディションは<NULL>以外に、キー入力によって判断する<KEY>、変数の値によって判断する<VAR>などがあり、アクションにはサウンドキャストを再生する<SOUND>、変数に値をセットする<SET>などがあります。

→マニュアルのコンディションリファレンス/アクションリファレンス


これらのコンディションやアクションを組み合わせることで、さまざまな処理を作っていくことができます。この考え方もMoPeeの基本ですので、覚えておく必要がありますが、この後のステップ(章)で、具体例を体験していきますので自然に身についていくことになるでしょう。